原作プロデューサー  髙田慎二郎(ATLUS)
1:今作の注目して頂きたいポイントがございましたら教えて下さい。
まずは侵略者セプテントリオンとの壮絶なバトルでしょうか。
最初のドゥベの殺戮シーンは見ていて怖くなりましたし、
次のメラクの圧倒的なサイズやとんでもない攻撃など、これに勝てるの?という感じです。
そんなとても勝てそうにない敵を相手に、ヒビキ達が仲魔を使役して戦うシーンは圧巻でした。
そして極限状態で描かれる、キャラクターのドラマも大きな見所です。
そこはネタバレになるので書くことができませんが、男性も女性も楽しめるアニメですよ。
2:キャラクターで推しとなるポイントがございましたら教えて下さい。
男の自分から見ても、ダイチ君が可愛いです。
また憂う者のとぼけた感じが、極限状態での一服の清涼剤となりそうです。
さらにイケメンなヤマトとヒビキ。
特にヒビキは、髪の毛を動かすのが大変そうだなと見る度に思います。
でも男性ファンにとっては、やはりヤスダさんの重力を無視した女性キャラたちが動く!というのが凄いインパクトかなと。
そういう所を売りにした作品ではないはずですが、どうしても目が行ってしまうほど立派で良い感じです。
3:アニメ化にあたり意気込みや視聴者の方へメッセージをお願い致します。
岸監督や脚本の上江洲さんを始め、関係者全員が、極限まで面白さに妥協をせずに作り込んでいく姿が印象的でした。
毎週シナリオ会議に参加させて頂いたのですが、脚本も練りに練っています。
これで十分面白いと思った脚本でも、お客様はもっとドラマが見たいんだとか、
これでは次回への引きが弱いとか、そういった理由から作り直した事もありました。
時間をかけ丁寧に作り込んだ作品なので、少しでも多くの皆様に楽しんで頂ければと思います。
また自分自身も完成が楽しみでなりません。あと最後に。我々のニュープロジェクトも、アニメに負けないよう頑張ってます!

原作アートディレクター  古東晃子(ATLUS)
1:今作の注目して頂きたいポイントがございましたら教えて下さい。
私は原作ゲームの演出スタッフということで、その観点からとなりますが、物事の描写がより具体的に、より緻密になったところです。
たとえばジプスの東京支局ひとつとっても、ドカーンと秘密組織らしいスケールで描かれております。
原作では3×3マスに収まっていたはずのボスの巨大さには息をのむばかりです。
仲魔が戦い、人間を助けてくれるシーンは燃えるし、悪魔使いの高校生たちの、戦いの合間の日常的な笑いは、泣けます。
世界の終末まであと7日、というハードな世界観の持つ緊張感を、そういった演出がしっかり支えている、重厚な雰囲気に注目です!
2:キャラクターで推しとなるポイントがございましたら教えて下さい。
主人公がしゃべること。
原作では主人公=自分の分身という側面があるため、基本主人公は無口で、決まった名前もありません。
ですが今回は「久世響希」という人格を与えられました。
アニメの主人公の名前を決める会議で、監督が「希」の字を入れたいと仰っていて、
ああ、この子はこのアニメに関わる全ての人の希望になるんだな、と思いました。
響希が、悩みながらも、大事な人たちと共に生き抜こうと立ち上がり、戦いを選択していく様が、とても熱いです!
ゲームでは語られなかったあの人の幼少期エピソード等も盛り込まれており、こちらも楽しみです。
3:アニメ化にあたり意気込みや視聴者の方へメッセージをお願い致します。
アニメ化のお話をいただいたのが、2011年秋。
そこから1年以上、監督をはじめスタッフの方々と本当にたくさんの話をしながら、ここまできました。
驚くのが、お会いする方全員が、本当に原作に真摯に向き合ってくださっていることです。
某TV番組の、マニアvs社員の対決したら負けると思います。そういう意味で、とても幸せな作品と言えます。
今まで届かなかった方にもこのアニメを通じてデビサバを知っていただけたら…こんなに嬉しいことはありません。
原作ファンの方は、新しいデビサバ2、楽しみに待っていてください。私も楽しみです。